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画像生成AIに頼りきった会社に1000万円の予算を託せますか? 〜最新技術との付き合い方〜

 皆さんは、近年話題に上がっている画像生成AIの存在をご存知でしょうか。

 

画像生成AIとは、自身のイメージ内容をテキスト入力すると、自動的に画像を生成してくれるAIのことを指します。

パース作成など、私たちの業務において、こうした画像生成AIを活用することはできますが、

最終的に人の手で仕上げなければ、お客様が満足できるものを提供することはできないと私たちは考えています。

 

私たちがなぜそのように考えているのか、画像生成AIだけでパース作成を行うメリットやデメリットと併せてご紹介します。


 




◎画像生成AIだけでパース作成すると、どんなメリット・デメリットがあるの?

 

 まず、画像生成AIのみでパース作成をすることで、私たちにどんなメリットがあるのでしょうか。

 

<メリット>

・生産性の向上

 お客様からいただいた要望をもとに手作業でパースを作成する際、当然ながら時間と労力がかかりますが、

画像生成AIであればテキスト入力をするだけで一瞬にして画像を作成することができるため、時間と労力を大幅に削減することができます。

 

・コストの削減

 私たちはお客様に対して高品質なサービスを提供するために、

社員1人ひとりが30万円の図面ソフトを駆使しており、そのソフトを扱うために50万円のパソコンを所持しています。

しかし、画像生成AIを使えば、こうしたコストを大幅にカットすることができます。

 

こうしたメリットを得られる一方で、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

<デメリット>

・品質のばらつき

 画像生成AIは、条件を入力すれば一瞬で画像を生成できますが、現状その画像のクオリティにはばらつきがあります。

そのため、たとえ希望の条件通りにテキストを入力したとしても、お客様のイメージに沿えていない図面が生成される可能性が高くなります。

 

・著作権等の法的な問題

 画像生成AIは、膨大な量のデータを学習し、入力された条件を分析してデータを組み合わせることで

オリジナルの画像を生み出しています。

もし、もとになっている学習データの中に著作権のある画像が含まれていて、

生成された画像がそれに影響を受けていた場合、違法性を指摘されるリスクを孕んでしまうのです。

 

 

◎パースを最終的に人の手で仕上げる理由

 

 先述の通り、画像生成AIのみでパース作成をすることで、魅力的なメリットがある反面、私たちが対処しきれないデメリットも抱えています。

しかし、私たちがたとえ画像生成AIを利用してパース作成を行ったとしても、最終的には人の手で仕上げるべきだと考えている理由は、

デメリットにあるリスクを未然に防ぐためだけではありません。

1番の理由は、お客様からいただいたデザインへの想いを、着実にパースへ落とし込むためです。

 

単に条件を入力してAIに画像を生成させても、床や壁、家具等がお客様のイメージ通りに配置されない可能性があるだけでなく、

お客様の会社のコンセプトや想いを乗せられていない仕上がりになりかねません。

 

そのため、お客様が仕上がりに満足できるよう、社員1人ひとりが責任を持って最終的に人の手で緻密なパース作成を行うべきだと考えています。

そうすることで、お客様に希望通りのオンリーワンな空間を作り出せるのです。

 




 今回は、画像生成AIと私たちの仕事の付き合い方やその考えについてご紹介しました。

 

密なコミュニケーションをとった相手が依頼した仕事を直接手がけるという状態は、お客様の立場からして、

「結果への満足感を得るだけではなく、余計な不安を抱かずに安心して仕事を任せられるのではないか」と私たちは考えています。

 

だからこそ、どんなに高性能な画像生成AIが登場しようと、私たちは常にお客様視点で考え、

提供するサービスの品質を必ず担保するために、それに依存するのではなく、人の手で仕上げる姿勢を大切にしています。

 

このような考えを踏まえても、経営理念に直結したワークプレイス空間を創る際、

あなたは画像生成AIに仕事を任せきった会社に数千万円の予算を託せますか?















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