
サンニンの仕事
お客様からのヒアリングからデザイン・現場監理まで、ワンストップで行うのがサンニンの強みです。
幅広い仕事内容を担当しながら自分の適性やスキルアップを実現し、さらなるステップアップを目指してください。

ヒアリング・現地調査
お客様とのヒアリングから、どのような空間が欲しいのかという理想を伺い、現地調査で具体的なプランイメージ骨子を作成していきます。

設 計
設計とは、現地調査とヒアリングで得た情報を図面に落とし込んでレイアウトする仕事です。

CGパース
CGパースとは、図面だけではわかりにくい空間の完成予想図を立体的に可視化したもののことです。

提 案
イメージする空間をお客様と共有する機会であり、今後の工事を担当させていただけるか否かが決まります。

現場監理
現場監理とは、工事に着工してから「納期内」に「安全」で「質の高い」工事を行うための仕事です。

リピート案件
メンバー1人1人がお客様との関係性を大切にしているため、繰り返し依頼をくださることがサンニンの強みの一つです。

チームプロジェクト
サンニンでは、1人に案件を任せるのではなく、チームでプロジェクトを進め達成感を共有する事を大切にしています。 仲間と共に、コミュニケーションをとりながら積極的に仕事にチャレンジできる環境を常に作りたいと考えています。
ヒアリング・現地調査

1. ご相談
新規のお客様の多くは、サンニンのサービスサイト「SCOP」からお問い合わせをくださります。
https://www.s-cop.net
ここから、お客様とのやりとりが始まります。
今回ご相談いただいたのは不動産会社様で、新たに移転をされるにあたっての依頼でした。

2. ヒアリング
事前にこのようなヒアリングシートをお渡しして、そこにご記入いただくことでどのような空間を作りたいのかという希望をお聞きしました。 業務内容上テレワークの導入は難しいため、オンラインとオフラインのハイブリッドが可能、かつ人事やマネジメント等のデリケートな話ができる個室が欲しいとの要望をいただきました。

3. 現地調査
ヒアリング後の大切な仕事として、現地調査があります。工事予定のオフィスに実際に足を運び、そこで空間の寸法や電源コードの位置など、図面からではわからない詳細な情報を調査しに行きます。設計するために欠かせない情報を集める大切な機会なので、「工事が始まるまで二度と来られない」という気持ちで疑問点を明らかにしてきます。
写真は現場最寄りのコワーキングスペースにて、現地でお客様やビル管理会社の方に伺いたいことをチームで最終確認している様子です。業務効率化のために、会社が契約しているコワーキングスペースを利用して現場で得た情報を一気にまとめ上げることもあります。
現場によっては時間の制限がある中で調査を行うこともあります。短い時間でより多くの情報を集めるために、計測での数値の伝え方や役割分担を工夫して行います。
床材の下の素材や、壁の塗装の種類なども実際に手で触れてみて記録していきます。
4. まとめ
現地調査にはヒアリングをもとにある程度レイアウトを考えてから、それが実現可能かどうかを目で見て確認するという役割があります。今後、ヒアリングと現地調査で得た情報をもとにご提案内容を作成していきます。

設 計

1. ご相談
今回ご相談をいただいたお客様は、移転を予定している不動産企業様です。
複数のオフィスデザイン会社にご相談されているため、コンペの案件になります。
お客様は、ヒアリング後に希望イメージを図面に書き込んでご提出下さりました。早い段階から明確なイメージをお持ちいただいているお客様だったため、チームで話し合った結果、お客様の希望に寄り添うことを特に意識して進めることに決まりました。
[ご要望]
・オフィスの来客にもタバコを吸う方が多いので、喫煙ブースを充実させてコミュニケーションのきっかけにしたい。
・業務上電話を使うことが多いため、人から離れて電話ができるスペースが欲しい。
・書類を広げられる大きな机を置きたい。

2. 設計①
具体的なご希望をいただいていたため、今回は以下2通りの案を作成し、最終提案の前にお客様に確認の時間を設けていただきました。
1.事前にご提出いただいたレイアウトを寸法通りに図面に落とし込んだ案
2.新たなレイアウトで異なる空間の使い方を提案した案
その結果、1案目でしか実現することができないお客様の譲れない条件があることがわかりました。もし、相談せずにこちらの価値観だけで最終提案をしていたら、ご希望に添わない空間を提案していたかもしれません。私たちがいいと思ったものを一方的に提案するのではなく、コミュニケーションを重ねることで理想のワークプレースがより明確になりました。

3. 設計②
ここから、1案目で勝負する方向で最終提案に向け設計を続けます。
大枠が決まった後は、壁紙や床材を決めます。カタログに掲載されている数あるデザインの中から一つを選ぶのは至難の技ですが、明確な理由を持って選ぶことを大切にしています。
お客様の想いを尊重し、それを実現するためには何が最適なのか、見た目のお洒落さや好みだけでなく実際にこの場所で働く人の目線で考えることが重要です。サンプルの写真のレイアウトや組み合わせはそんな時に非常に参考になる、教科書のような存在です。

4. まとめ
内装工事を一貫して満遍なくこなせるように勉強中なのですが、先輩から「デザイナーを憑依させろ」とよく言われます。
主観的な好みのデザインやレイアウトを持ちつつも、その空間を使う人の客観的な目線も持ち合わせていなければ、快適なワークプレイスを作ることはできません。
内装工事の全体像を理解して、様々な立場から工事に関わる人の視点を持ち合わせた
人になることが今年の目標です。
CGパース

1. サンニンのパースについて
サンニンのパース作成の仕事には、「社内向け」と「社外向け」の2種類があります。
「社内向け」のパースは、サンニンが一貫して担当する内装工事におけるパースを作成します。そのため、社内からの依頼を納期内に仕上げることになります。
「社外向け」のパースは、外部の業者様がお客様になり、打ち合わせを重ねながら希望通りのパースをご提供します。
2種類のパース作成について詳しくお話しします。

2. 「社内向け」パース
弊社が担当している内装工事のためのパースを作成します。
社内から依頼されるパースの方が納期が短いため、短期間で正確に作業することが求められます。回数を重ねることで、自分の作業ペースを把握して間に合わせることを意識しています。
写真は、作成たパースと実際に作られた空間の比較です。イメージ通りの空間になりましたね。


3. 「社外向け」パース
リピートでご相談をいただいている業者様からのご依頼についてご説明します。
ご依頼いただいたお客様が飲食チェーンの店舗デザインを担当されるにあたり、パース作成のご相談をいただきました。
お送りいただいた現場の写真をもとに、新しく搬入予定の什器やサインを入れ込みます。複数回の打ち合わせを重ね、修正を加えながらお客様のイメージに近いパースを作り上げていきます。最終版が完成すると、そのパースをもとにエンドユーザーにご提案されます。

4. まとめ
いかがでしたでしょうか?内装工事を依頼したお客様に直接お会いすることは少ないですが、繰り返し依頼してくださるお客様から感謝の言葉をいただく時にやりがいを感じます。

提 案

1. ご相談
クラウドサービスやアプリの開発・販売をする会社様から、増床のご相談をいただきました。製品開発に関わるエンジニアの方々が作業しやすいオフィスを作りたいという想いで増床計画が始まったそうです。
[ご要望]
・こだわりを持って作った既存のフロアの雰囲気や機能性を踏襲しつつも、増床エリアならではのオリジナリティを出したい。
・スクラム(チームで仕事をするための枠組み)で仕事がしやすいレイアウトにしたい。
2. 【ご提案】プレゼンテーション
実際のご提案の場面では、多い時には20名以上のお客様の前でお話しすることもあります。経営方針に関わるオフィス内装の提案には部門長や社長などの経営陣も同席されるため、緊張感があります。そんな時でも、提案内容とその意図を伝えるために提案書作成を工夫しています。必ず触れたいポイントを文字として提案書に盛り込むことで、伝え漏れがなくなり、「この人に内装工事を任せたい」と思わせるような安心感のある話し方につながります。提案内容はもちろんのこと、話し方や雰囲気なども提案においては大切な要素です。


3. 【ご提案】受注
コンペの案件でしたが、無事受注することができました!
弊社を選んだ理由として「デザインを押し付ける感じではなく、一緒に作り上げるパートナーとしてやっていけそうだった」とおっしゃっていただけることが多々あります。
提案含め、オフィスデザインをする際は、「お客様の企業文化や業種によっての働き方」を大切にしています。私たちは空間を作ることはできますが、快適なワークプレイスはその空間を使うお客様自身に作っていただかなければなりません。
そのため、ワークプレイスを作るパートナーであるという意識を大切にしています。
4. まとめ
写真は、実際に完成したオフィスの様子です。既存のエリアが「自然」が基調とされていたため、増床エリアは「サバンナ」をテーマに作りました。

現場監理

1. ご相談
事故や車両のトラブルなど、路上での困りごとをサポートする会社様から、新拠点増設のご相談をいただきました。
まず、どのようなお客様の要望がアイデアとして形になり、工事で空間に落とし込まれるかをお伝えするために、これまでの流れについてお伝えします。
[お客様からの要望]
・どんなことをやっている会社なのか、対外的にアピールできるオフィスにしたい。
・シックでシンプルな雰囲気がいい。
・仕事で使う工具やバイクを収納したい。
2. 【ご提案】
もともとは、クリーニングの店舗だった場所を拠点に作りかえるため、弊社にご相談いただきました。実際に訪問して現地調査を行い、それをもとにご提案内容を考えます。今回は、複数のデザイン会社に依頼の提案を経て契約の可否が決まる案件のため、受注を目指して提案のプレゼンを行います。
[ご提案]
こんなポイントを重点的にご提案しました!
・企業イメージアピールのために、歩道に面した壁面を有効活用。
・土地の文化に似せた、ヴィンテージ風な統一感のあるデザイン。
・無駄のない動線や収納にこだわり、快適に働くことができる機能的なオフィス。
・屋内にバイクを置くスペースを確保する
提案の結果、無事受注できました!
お客様に言われたことのみを形にして持っていくだけではなく、お客様の何気ない一言や雑談からも一歩先の要望を想像して汲み取ることを大切に、時間が許す限りそれを実現するための策を提案したいという思いで取り組んでいます。
今回は、「バイクを屋内に置けたらかっこいいんだけどなぁ」というお客様の言葉を提案に落とし込んだことが決め手でした。

3. 工事開始
お客様と契約を交わしたら、職人さんに連絡をとっていよいよ工事開始です!
これまで使われていた床・壁・天井・内装などを取り除いたスケルトン状態にします。
[工事のハイライト]
1. バイクの屋内設置
バイクを屋内に置くにあたり、建築基準法と消防法の観点から問題がないかを確認する作業が必要です。区役所と消防署には詳細な資料を作成して提出し、問題がないかを確認してもらいました。


2. バイクを出し入れするための自動ドア
この壁に穴を開けて、バイクを出し入れする自動ドアを作ることになりました。
作業に取り掛かる前に、本当に穴を開けてもいい場所なのか、穴を開けて自動ドアを設置しても問題がないかを確認する調査を行います。
調査の結果、問題がなかったので自動ドアの形に壁を壊していきます。この壁に穴を開けて、バイクを出し入れする自動ドアを作ることになりました。
作業に取り掛かる前に、本当に穴を開けてもいい場所なのか、穴を開けて自動ドアを設置しても問題がないかを確認する調査を行います。
調査の結果、問題がなかったので自動ドアの形に壁を壊していきます。
壊れました!コンクリートの壁に穴を開けるという大変な作業を職人さんがやってくださっています。これからドアを設置していきます。
かっこいい自動ドアになりました。バイクを出し入れできるようになりました。



4. 完成
新拠点が完成しました!お客様からは「社員も、これまでの無機質なオフィスから一新しておしゃれな空間で仕事ができることに戸惑いながらも喜んでいます」という言葉をいただきました。

リピート案件

今回リピートでご相談いただいたお客様は、数年前にオフィス改修でお世話になったお客様です。
お客様のオフィスにお邪魔したら、コルクボードに弊社が送ったポストカードを飾ってくださっているのを見つけて嬉しくなりました。これを見て再びご連絡をくださったようです。

1. ご相談
「今ある空間をさらにカフェっぽくしつつ、明るさを出したい」というご要望をいただいたので、イメージを明確に持ちやすいようにパースを作成します。今回は、天井に埋め込むダウンライトと、ペンダントライトの2種類の照明を入れた場合のパースを作成し、ご提案の結果2案目の天井に埋め込むタイプの照明を使うことに決まりました。イメージが固まったところで、見積もりと施工内容の詳細をお客様にお伝えします。
2. 工事開始
お客様からご契約をいただいたところで、工事が始まります。実際に工事を担当するのは職人さんです。写真は、既存の蛍光灯を外して、そこから電線をダクトレールにのばしているところです。



通電したらペンダントライトを設置していきます。
お客様と職人さんが直接会話をすることは少なく、お客様の希望が形になるように間を取り持つのがサンニンの役割。工事の進捗を見ながらも、お客様との会話も忘れません。常に両方の視点を持ち合わせ、現場でしかわからない細かな調整などは空間を使うお客様目線に立ち客観的に考えることで解決しています。
3. 完成
電気工事のみなので、1日で完成しました。
照明がついたことで空間がパッと明るくなり、お客様にも「いつもの空間なのに印象が変わった!」と喜んでいただきました。


チームプロジェクト
ご相談
大手通信の企業様から、レイアウト変更の依頼をいただきました。
普段は何もないところに家具を入れる工事が多いですが、今回の工事は、お客様が働かれている状態でオフィスのレイアウトを変更する工事だったため、いつも以上に綿密な打ち合わせが求められました。
チームメンバー
下記のような役割分担をしたチームで動きました。
プロジェクトマネージャー(現場管理)
見積書の作成や工事全体を俯瞰し、職人さんやお客様と最も近い距離でコミュニケーションをとります。
PM補佐
議事録、資料作成
設計/デザイン
レイアウトを書く、クロス選ぶ、家具選ぶ
CGパース作成
空間の完成イメージを立体的に描く
本案件のハイライト
長期にわたる工事だったため、スケジュール面で困難なことがありました。
途中、短納期で図面を作らなければいけない状況になり、設計担当がなんとか完成させてくれるという出来事がありました。
一案件に対して、役割分担が明確なチームが構成されていたからこそ設計の仕事に集中することができたのです。
例えば、設計をした人自身がパースをまで書かなければいけないという状況では、図面を完成させることはできませんでした。
今回私はPMを担当しましたが、得意分野やその時の現場の人との関係性も考慮しながら担当は決められるので、様々なポジションを経験することができます。
基本的には規模の小さい案件でもチーム単位で対応しています。
チームが組まれることによって、全ての負担や責任が一人の人に降りかからないことが利点だと思います。
そのため、サンニンには、協調性やチームワークを大切にできる人が向いていると思います。

チームで働くということ
チームで働く上で欠かせないのが、「一緒に働く相手への配慮や思いやり」だと考えています
案件別のチームは、本来の所属チームの垣根を超えて構成されることが多いため、チームメンバーが並行して行なっている案件への配慮と意思疎通が必要な場合があります。会社全体の案件の動きがあることを念頭に置き、リーダーだけでなくメンバー全員が考えて動くことが大切です。
同業の前職では、一人で案件に当たることが多く、一人でコツコツ進める方を好んでいました。そのためチームで働くことに対して、「自分のやり方を変えなければいけない」「自分の失敗が周囲に大きな影響を与える」と負担を感じていましたが、サンニンに入社しチームで働くことで「一人ではできない」ということに気がつきました。それぞれが与えられた役割のもとうまくやっていること、周囲に対する配慮や優しさを受けて学びました。
また、これまでPMを多く担当してきましたが、一人でPMをずっとやっていると自分のやり方しか見えないということに気がつきました。その時々で異なる役割を担当することで、他のメンバーのPMのやり方を学ことができます。一緒に仕事をすることで、その人の良い面だけでなく改善すべき点も客観視して学ぶことができる上、自分自身も緊張感を持って取り組むことができるのがいい点だと思います。

気をつけていること
自分の考えに固執せず、他者の話をきちんと聞いて受け入れる姿勢を常に持つようにしています。色々な人が一つのチームに集うと、どのように仕事を進めるかなどの考え方が一致しない時は往々にしてあります。自分だけが正しいと思い込まず、相手を理解しようとする姿勢が大切だと考えています。
チームで働くという観点から、チームワーク良くするための努力を怠らないようにしています。現場で食べるお昼ご飯や、案件が無事終わったときのお疲れ様会などを通して互いの中を深めることができれば自然と働きやすい環境が作れると思います。会社という特有の場で、一つの案件をみんなで頑張ってやり切った、たくさんの時間を共に過ごしたからこそ仲が深まって、お昼ご飯を一緒に食べたりということにもつながるのが醍醐味だと思います。
また、サンニンは案件に関わったり、チャレンジをする機会や権利を平等に与えてくれる会社だと思います。