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sunninのインターン生が考える10年後のオフィス像 「デジタルと共存し効率よく無駄を作る」ワークプレイス

今回はsunninで働く3人のインターン生による対談記事です。
「10年後のワークプレイス像」について語ってみました。
ぜひご覧ください

話題の中心は、こんな機器ができていく、といった[ハード面の進化]への想像かと思いきや、
じゃあ私たちは何ができるのか、といった[ソフト面の重要性]を再評価する結果に。

 

目次

  - 自己紹介

  - トピック1:10年後のワークプレイスはどんな変化をしていると思う?

  - トピック2:私たちのライフスタイルの理想系は?

  - トピック3:ワークプレイスを作る上で求められることとは?

  - まとめ

  - 感想

 

 

 

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自己紹介

 

sunninはインテリアデザインを主とした会社ですが、私たちインターン生は3人ともインテリアデザインには精通していません。

三者三様の方向を向いて活動しつつ、sunninのバックオフィスで働いています。

そんな私たちが、sunninでインターンをする、という共通項を持ったことで、

共通して考え始めることになった、働く「場所」/  ワークプレイス。

専門知識がないからこそ気楽に想像しつつも、今と未来をしっかりと見つめるような対談になったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

10年後のワークプレイスはどんな変化をしているだろう?

 

渡辺>
私は社員の健康状態をデジタルの力で会社が管理する未来が到来するんじゃないかなと思いました!
「muute」っていうAIジャーナリングアプリがあるのですが、AIが心の健康を保ってくれるものなんです。
自分自身と向き合うために日常の出来事を感情ベースで日記みたいに書いて、その感情と言葉をAIが分析してくれます。
AI×ジャーナリングという面白い組み合わせだし、こんなふうにこれからはもっとデジタル×〇〇は増えていくと思います。

 

 

中川>
確かに。デジタルとのほど良い距離感がいいですよね!
私も使っているのですが、デジタルのおかげでアナログ的なところの助けになるという感覚があります。
主観的な側面と言える感情などを、デジタルによって客観的に見てもらえる、というところが良いなと思っていました。

 

 

渡辺>
そうですね、AIやデジタルがこれからもっと日常の中で大切だけど「見えていなかった部分」を可視化してくれる存在になっていくかもしれないですね。
感情と興味の部分を合わせて、自分の好きな言葉を導いたり。
そして、さらに働き方が注目されている現代だからこそ、「健康」という部分も継続されて今後も大事にされるのではないかと思いました。
デジタルの力で見えないものを客観的に見えるようにできるって素敵じゃないですか?

 

 

秋月>
いいですね、見えない課題かあ。
栄養管理とか健康診断とかも小さい会社の健康管理を維持するために必要になってくるかもしれないなと思いました。
これからの時代は確かに、健康は重視されるかもだけどオフィスに出勤しなくなる場合、会社に良い食堂があってもリモートワークだと意味ないですからね。
そういう面では体調管理、メンタルヘルスの機能はつけてもいいかもしれないです!
しかしそこで1つ疑問なことが、リモートワークをはじめ、働き方が多様化する現代において、それでも行きたくなる会社ってどんな形になるんでしょう?
ワークプレイスの意義、重要性、必要性は低くなっているのではないかなと少し思うんです。

 

 

渡辺>
確かに私たちの働き方も10年後どうなっているかあんまり想像つかないですよね。
そして働き方とワークプレイスは密に連携しています。
そうしたら次は、私たちが10年後「こうだったらいいな」という理想のライフスタイルから考えてみませんか?

 

 

 

 

 

2

私たちのライフスタイルの理想系は?

 

中川>
私は自身が踊ることもそうだし、そういった人々が集まる場づくりができたら嬉しいなと思っています。
だから、やっぱり拠点みたいなものを持って、そこでリハーサルや本番や勉強会などいろいろなことができたらいいですね。
私自身がやりたいことを考えると、物理的な「人が集まる場」があることは必要だと思います。

 

 

渡辺>
いろんな人がいろんな場所でいろんなことができるように、もっとワークプレイスを持つことや使い方に対して気軽さがあったらいいですよね。

 

 

秋月>
そういうことを考えると、物理的なワークプレイスは必要ですね。

 

 

中川>
場所は必要だと思うのですが、オフィスというイメージではないんですよねえ。

 

 

秋月>
あー確かに。ハブみたいな感じですよねきっと。
コミュニティの中心地点になる場所という捉え方の方が近いかもしれないです。

 

 

中川>
そうですね!
話は少し変わるのですが、私は大学卒業後、本とか勉強することって大事だなと思うようになったんです。
でも、日中仕事があると勉強は後回しになってしまって。勉強する時間として仕事にできたらいいけどそうもいかず…
職種によっては、趣味と仕事の線引きは難しいけれど、それでも、インプット活動もできるワークプレイスがあったらすごく素敵だなあと思います。

 

 

秋月>
ワークプレイスと一緒に考えるとしたら生涯学習とワークスペースが同一だったらいいですね。
学習が続けられるワークスペースというか、公私混じるワークスペースというか。

 

 

中川>
そうですね、でも自主性があってこその勉強なので、そこは本や教材が並べられているような作り込まれた場所ではなく、スペースと時間の確保だけでよかったりするんです。笑

 

 

渡辺>
意外とシンプルな方がいいってことですね。
そういうふうに自由にカスタマイズできる空間は人も仕事も働き方も多様化する中で、1番大切な考え方かもしれないですね!

 

 

 

 

 

3

ワークプレイスを作る上で求められることとは?

 

渡辺>
これまで色々と話してきましたが、結局ワークプレイスを作る上でも10年後どうなってくると思いますか?

 

 

秋月>
今までの話を聞いていて思ったことは、多様化する社会においてデジタルの力がもっとフェアな社会を作るかもしれないということです。
企業と企業との癒着というか、人間環境とか複雑になっているからこそ、デジタルの力によってフラットになって透明性を出すことができるのかもしれないですよね。
AIの力で平等になるかも。
そしてやっぱりリアルなワークプレイスは必要だということも腑に落ちた感覚はあります。

 

 

中川>
オンライン上での会話や時間が増えたとはいえ、人生の割合でいうと私たちはまだ、オフラインの方が圧倒的に多いじゃないですか。
なぜ対面の方が話しやすいのか、というのは、その人生経験に依っている部分もあるんだろうなと考えることがあります。
逆に、もしかしたらこの時代に生まれた子供たちは、この先の生活様式によってはオンライン上の方が会話しやすかったりするのかもしれません。
秋月さんはどうしてリアルなワークプレイスが必要だと思っているんですか?

 

 

秋月>
私はリアルな人との繋がりは決してオンラインでは生まれない面白さがあると思うんです。
オンラインの会議だと合間合間の雑談がないじゃないですか。
でもリアルなコミュニケーションだとある意味、無駄なことも話すからそれが新しい発見だったりしますよね。
そういうハプニングがあるから面白いし、何か新しいものが生まれる瞬間だと思っていて。

 

 

中川>
なるほど!それはすごくわかります!
私自身芸術、エンタメに携わっているので、生命を保つための物以外のもの、必要最低限のもの以外がどんどん削ぎ落とされていくことにさらに危機感を感じてしまうことがあります。

 

 

渡辺>
効率さだけを追求しすぎるのも違うのですね。

 

 

中川>
オンラインだと嫌な場面も避けられるので楽な部分もあるんですけどやっぱり物足りないというか…

 

 

秋月>
軸としたらリアルな場だけど、それを持っていくためにデジタルを活用するのが1番良い方法かもしれないですね。
例えば最初のmuute(AIジャーナリングアプリ)みたいに。日常の分析をお手伝いしてもらうみたいな。

 

 

中川>
muuteは無駄だけど必要な部分を意図して作り出していますよね、そこもこれからの時代に必要な要素だと思います。
仕事するためには必要不可欠ではないかもしれないけど、生活を送るために必要なものだと支持して欲している人がいると思うので。

 

 

渡辺>
確かにそうですね、さらにきっとこれからの社会は単純作業はどんどんAIが担っていくことになり、クリエイティブな発想を求められる社会において必要なのはAIが予測できない、生み出せない考え方ですもんね。
そしたらきっと企業ももっと「人材」への投資が厚くなると思いますし、デジタルをうまく人間が利用するっていうことが大事な気がします。

 

 

秋月>
会社を設立するとなったら意外と簡単にできてしまったりするからこそ、クリエイティブな面が重要視されていくんでしょうね。
そしたら無駄を省いたらきっと面白い発想は出てこなそうですし。
効率的じゃない部分こそ大切にできるワークプレイス、働き方になるのではないでしょうか。

 

 

中川>
デジタルと共存しながら効率よく無駄を作ることが求められる、これが10年後のワークプレイスの新常識になるかもしれないですね。

 

 

 

 

 

4

まとめ

 

最初は未来のワークプレイスはデジタルツールで溢れる事を考えていましたが、議論を重ねた結果、大切なのはデジタルをどう活用するか?といった、ソフト面を考えていくことであると気づきました。
また、便利さや無駄を省き、いかに効率の良さを追求できるかということを評価されがちな現代ですが、これからはきっと「余白」や「無駄」の部分にこそ新しいアイデアが詰まっているのかもしれないという発見がありました。
だからこそ、「デジタルとアナログが共存しながら人と人をつなぐワークプレイス」が10年後の理想であると私たちは考えます。

 

 

 

 

 

5

感想

 

中川
最終着地点ではモヤモヤが少しすっきりしました。1人で考えてたらこの結論には至らなかったと思います。
どこまでオンラインが進んでしまうんだろうと思いつつも、今の時代にそれを闇雲に否定するのはナンセンスだとも感じて、思考が止まっていたので。
あと、「効率よく無駄を作る」って、果たしてそれは「無駄」なのか、という議論もあるとは思いますが、せっかくデジタルに助けてもらえるのだから、助けを受けた私たちは、それを「進める」ことだけに使わず、「広げる」や「深める」に使うことができれば、AIや機械には代替不可な人間力を確かめながら生きていける気がします。

 

 

渡辺
リアルなオフィスの必要性があるのかについて、最初はコロナ禍、また多様化する社会に変化している上で少し腑に落ちない部分があったのですが、結果的に必要だと落ち着いたことには少し驚きました。
その後に効率の良さと無駄を作るという矛盾が今の時代の複雑さを表していて面白かったです。納得のいく答えになったと思います!

 

 

秋月
主な部分がリアルなスペースであって、柔軟性のある働き方が自分の理想だしそうなっていくのかなっていうことがデジタル進んでいくという中でも人と人とのコミュニケーションのあるリアルな場がなくならない理由になるのかなと改めて思いました。
効率と無駄を作ることをデジタルの力によってスピードアップしていくという考え方は面白いなと感じました!